山形県飽海郡遊佐町の歯医者さん
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今回ブログでは「3歳までのむし歯予防」として、役立つ情報をいくつか書いていこうと思います。
第9回は子どもの歯みがき中の事故についてです。
歯科雑誌「nico」11月号で気になる特集がありましたのでご紹介したいと思います。テーマは「子どもの歯みがき中の事故」です。
お子さんの歯みがきをいつから、どのようにすべきか悩まれる親御さんは多く、よく質問をいただきます。
特集の中で東京都生活文化局より引用されたデータを一部抜粋すると、3歳のお子さんを持つ200人の方へのアンケートで
「子どもが磨いてから保護者が仕上げ磨きをする」が79.5%
「保護者の歯みがきのみ」が18.5%
「子どもの歯みがきのみ」が1.5%
というものが載っていました。
多くの方が子どもにも歯ブラシを持たせて、最後に仕上げ磨きを頑張っていただいているのがわかります。これ自体は素晴らしいことですし、お子さんがフォークやスプーン食べを覚え、歯ブラシを口に入れて動かせるようになったらぜひ練習していただきたいと思います。
ただ、この時に注意しなければいけないのが、「歯みがき中の事故」です。
東京消防庁のデータによると、一番多いのは「歩いたり走ったりして転倒」で68%、次いで「人や物とぶつかる」12.9%「踏み台などから転落」4.6%です。
小さな怪我で済めば良いのですが、子どもの場合だと歯ブラシが口の中に刺さる危険性があります。実際東京消防庁のデータでは、歯みがき中の怪我で救急搬送された乳幼児は毎年40人程度いるそうです。
そこまでいかずとも、小さな怪我をした事のあるお子さんはその何倍、何十倍もいることが推測されます。せっかくむし歯予防に取り組み始めたのに、こういった事故は防ぎたい所ですよね。
事故を防ぐために、特集では「道具」と「環境」について紹介されていました。
「道具」としては歯ブラシの種類です。市販の歯ブラシで子どもサイズのものを普段選ばれているかと思いますが、安全対策の施された歯ブラシがあります。個人的にはネックが曲がる歯ブラシの安全性が高いと感じていますので、そちらを自分磨き用の歯ブラシとして使用するのがいいでしょう。
3歳以下のお子さんの場合、歯ブラシを咬んでしまってすぐ毛先が開いてしまう事があると思います。自分磨きといっても、3歳以下のお子さんにキレイに磨けるようになることは求めていません。今後の歯みがきの習慣づけ、練習という意味合いの方が強いでしょう。ですので、親御さんの仕上げ磨きの際に別の歯ブラシを使用する、というのも良いと思います。その際は普通の歯ブラシでも大丈ですので、ぜひフッ素入り製品を用いて仕上げ磨きをしてあげてください。
「環境」としては歯みがき中の見守り、これに尽きます。なるべく周囲に障害物が無い環境で、転倒の起きにくい環境で自分磨きをしてもらうことです。子どもの場合2つの事を同時にこなす事はまだできません。移動しながら歯を磨く、歯ブラシを咥えながら着替えをする、などは避けて、「歯みがきの時間」をしっかり確保しましょう。保護者の目の届く範囲で行うことで事故を防ぐことができます。
特集にもありましたが、子どもの事故は0.5秒で起こりえます。
慣れると忘れがちになってしまう事ですが、安全に歯みがきができるよう普段の環境を見直してみましょう!
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午前:9:00~12:30
午後:14:00~18:00
△:土曜午後は17:00まで
休診日:木曜午後・日曜・祝日