３歳までのむし歯予防
⑥「甘いもの」の考え方について

お子さんが離乳食を過ぎ、少しずつ大人と同じようなものを食べれるようになってくる２才前後から問題になってくるのが「おやつ」です。

ほとんどの方が「おやつ」と聞いて思い浮かぶのはお菓子やスイーツなどではないでしょうか？そして子供にも同じようにお菓子を与えていませんか？

子供にとって「おやつ」とは嗜好品、楽しみを求めて食べるという意味以上に、「成長に必要な栄養素を補う」側面があります。

体の成長に必要な栄養を「おやつ」からも得てスクスク育つのです。ではその時にお菓子やスイーツが必要でしょうか？特に幼稚園・保育園に行く前の乳幼児にとって、砂糖がたっぷりで添加物の多い人工的な物を食べる事が本当に必要でしょうか？

 

お子さん、特に自分で食べる物を選べない３才までの子供には、より自然に近い物を与えて欲しいです。お菓子、スイーツはもちろん加工食品もできれば避けたいところです。

 

このあたりの話はむし歯予防、というよりは食育・子育ての話です。

 

「子供にむし歯になって欲しくないから、お菓子やジュースを与えるのは我慢してます」という話を親御さんから聞く事があります。子供の事を考えて、しっかり律してらっしゃるのは素晴らしいと思います。でも、少しだけ考え方を変えてみて欲しいのです。「子供には美味しくて栄養のあるものをしっかり食べて、スクスク健康に育って欲しい。自然の野菜や果物の美味しさがわかるようになって欲しい」と考えれば、自然と「お菓子やジュース」を与えるという選択肢は無くなるのではないでしょうか？

 

子供のむし歯予防＝生活を整える事です。

 

食育、食生活に関しては各家庭の方針もあるかとは思いますが、特に考えなくお菓子やジュースを与えていたという方がいれば、ぜひ一度食生活の見直しをしてみることをお勧めします！